製造業向けVRデザインレビューシステム「pronoDR バージョン3.0」発売します

PRESS RELEASE   

2020年4月24日

報道関係者各位

製造業向けVRデザインレビューシステム「pronoDR バージョン3.0」発売

製造業エンジニアが親しみやすいGUIと月間サブスクリプションで、すべての人にVRを

株式会社プロノハーツ(本社所在地 長野県塩尻市、代表取締役 藤森匡康)は2020年4月24日より、製造業向けVR(バーチャルリアリティ)※1 デザインレビューシステム「pronoDR バージョン3.0」の販売を開始します。

 「pronoDR」は製造業向けに開発したVRを活用したデザインレビュー(DR)システムです。本システムは、3D CADによる設計データを変換してVRコンテンツを作成し、デザインレビューが行えます。VRコンテンツを1つ作成しておけば、製造業の企画から設計、製造、アフターサービス、教育とさまざまなシーンで活用可能です。

これまでpronoDR 1.0、2.0とバージョンを重ねながら、中小企業から大手企業まで、さまざまな分野の製造業の皆さまに採用いただいております。なお、山洋電気株式会社さま、株式会社デンソーエアクールさま、株式会社サンキさま、日鉄テックスエンジ株式会社さま、日置電機株式会社さまによる活用事例につきましては、当社Webサイトからご覧いただけます。

※1  VR(バーチャルリアリティ):VR用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を着用し、コンピュータ内にある3Dデータ(ポリゴンCG)によるデジタル環境に没入体験をしながら、データ閲覧やコミュニケーションができるシステムです。

<開発の背景や経緯>

過去のVRシステムはゲーム業界を中心にして広がってきました。それが2016年、「VR元年」とメディアなどでさかんに報道された時期には、Oculus RiftやVIVEなど廉価なHMD(ヘッドマウントディスプレイ)が次々と登場し、ゲーム業界以外の産業分野(ノンゲーム)での活用に注目が集まりました。製造業においても同様であり、自動車や精密機器、産業機械といった分野で実証実験やシステム導入の話題が聞こえてくるようになりました。

プロノハーツはVR元年といわれた以前より「製造業VR」を提唱し、3D CADデータを活用したVRシステムの開発に取り組み、2016年には「pronoDR バージョン1.0」をリリースしました。当時の産業向けVRシステムは、導入の際に1000万円以上かかる高級システムばかりであった中、当社では中小企業や小規模なチームの予算でも手が届く価格でのライセンスやVRコンテンツ作成サービスを製造業へいち早く提供しました。

また当時は、3D CADのデータをVRシステムの中で活用するには、ソリッドデータからメッシュデータへの変換が必要であり、その処理には専門知識が必要なことや、作業が煩雑になりがちであるといった課題を抱えていました。そこで当社は、ゲームエンジン「Unity」の開発元の日本法人であるユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社さま、株式会社モノコミュニティさまと共に、CADデータをUnityの環境へインポートするシステムを開発し、この課題を解消しました。

海外製品が目立つVRシステムですが、pronoDRは国内エンジニアが開発する国産システムであるため、日本語のGUIによる操作であり、国内ユーザーさまにストレスなく使っていただける環境になっています。また、プロノハーツのVRに精通したエンジニアが、操作からコンテンツ作成まで、ユーザーを丁寧にサポートします。

 <新バージョンについて>

pronoDR バージョン3.0では、「製造業のより多くの皆さまにVRを活用していただけること」を目指しました。「CADデータ変換を簡便・高速に」「部品の選択・移動を可能に」「表示機能を強化」の3つをコンセプトにして開発しました

本バージョンは、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)のHTC社「VIVE」、Oculus 社「Oculus Rift S」および旧機種「Oculus Rift」に対応します。

また本バージョンより、年間もしくは月間でのサブスクリプションライセンスでご提供します。併せて、ハードウェア(機器)のレンタルサービスも行います。※2 VRデザインレビューシステムを必要な期間だけ、あるいは予算が確保できる期間だけ利用することも可能です。

なお以下で紹介している内容は本バージョンのハイライトのみであり、他にも多くの新規機能追加や機能改善を行っています。詳細につきましては、以下の製品ページもご覧ください。

※2 ハードウェアの貸し出しをご希望の方につきましては、当社にお問い合わせください。

1.CADデータ変換を簡便かつ高速に

本バージョンよりGUIを、エンジニアが親しみやすいデザインに刷新しました。VR環境での操作に必要な全ての機能が1つのウィンドウにまとめられ、よりシンプルで使いやすくなっています(図1)。

図1 新しいGUI(ホーム)

本バージョンでは、10万部品程度の大規模なデータを変換する際にもデータ分割の必要がありません。データ変換の際の処理時間については、旧バージョン比で約10倍、最大で15倍スピードアップしました(当社ベンチマーク、図2)。

図2 pronoDR 2.0と3.0で比較したデータ変換処理時間

2.部品の選択・移動を簡単に

部品(パーツデータ)単体での選択や、選択部品の名称表示に対応しました。VR空間内の3D部品を長押し選択することで、移動用ツールが表示されます。このツールを使用することで、部品をXYZ方向に平行移動させることが可能です(図3)。またサブアセンブリ単位(図4)での平行にも対応しました。直感的で分かりやすい操作で3Dデータが動かせます。

図3 部品の移動

図4 サブアセンブリの移動

3.表示機能を強化

3D形状をより把握しやすくするため、3D CADではおなじみの表示機能を追加しました。3Dモデルの稜線(エッジ)表示(図5)や、選択部品のガラス(透過)表示(図6)に対応。ガラス表示は部品単位で設定できます。

図5 稜線表示

図6 ガラス表示(窓だけを透過表示した例)

また、pronoDR バージョン2.0より登場し、ユーザーの要望に応じて実装していた足跡機能を標準搭載し、より使いやすく改良しました。閲覧者の足元に足跡を付ける機能です。他のVRシステムでは見られない、pronoDRならではのユニークな機能です。建物や乗り物の中の検証などで便利に使っていただけます(図7)。

図7 足跡表示機能を改良

 <ライセンスや購入方法>

新規のご契約の場合、pronoDR バージョン3.0より、サブスクリプションライセンスでの提供となります。10日間フル機能をお試しいただける試用ライセンスもございます。

  • 「pronoDR Subscription Service」年間ライセンス:年間保守契約で48万円(税抜き)
  • 「pronoDR Subscription Service」月極ライセンス:月間保守契約で8万円(税抜き)

(旧バージョンユーザーさまの契約につきましては、当社営業担当までお問い合わせください)

上記ライセンスをご契約のお客さまに、ワークステーションやHMDなどハードウェアの貸し出しにも対応します。価格や内容などの詳細は当社までお問い合わせください。

 <推奨環境>

  • オペレーティングシステム:Windows 10
  • プロセッサ:第7世代 intel Core i7 Processor i7-7820HKの同等品以上
  • GPU:NVIDIA GeForce GTX 1070/AMD Radeon RX 480の同等品以上
  • メモリ:16GB以上
  • ビデオ出力:HDMI 1.4、DisplayPort 1.2 以降 1つ以上
  • USBポート:USB 2.0 またはそれ以降 2つ以上

<開発・販売>

  • 会社名:株式会社プロノハーツ
  • 本社所在地:長野県塩尻市大門並木町9-24
  • 設立:2007年10月
  • 代表取締役:藤森 匡康
  • 事業内容
    • 3次元CADデータ活用支援コンサルティング
    • 商品企画、開発、設計、試作
    • 製造業用VR・ARシステムの開発・販売
    • 工場スキャニングサービス

URL: http://www.prono82.com/

<本件の問い合わせ>

ご不明な点などのご質問、取材などは、下記へ問い合わせください。

株式会社プロノハーツ

広報担当:小林由美(prono PR)

電子メール:yumi@pronopr.com

電話番号:0263-54-0097