2025年2月27日(木)、浜松地域の製造業等が一堂に会する4研究会(都田アソシエイツ、浜松技術交流プラザ82、ソフトウェア産業振興研究委員会、金型技術研究会)による講演会がアクトシティ浜松コングレスセンターで開催され、弊社代表・藤森が登壇しました。
本講演会では、「製造におけるXR(VR/AR)の活用」をテーマに、XR技術が製造業にもたらす革新的な可能性について議論が交わされました。
最先端技術を支える3DCGとDeep Learning
第一部では、3DCGのプロフェッショナルである勢川博之氏(アセントロボティクス株式会社 シニアリードデジタルツインアーキテクト)が、「3D Computer GraphicsとDeep Learning」と題した講演を行いました。
現在、Deep Learningの進化によって3D技術の活用範囲は飛躍的に広がっています。本講演では、その技術を支える膨大な演算処理とGPUの活用に焦点を当て、3DCGとAIの融合が生み出す新たな可能性について、非常に興味深いお話を伺うことができました。
XR×3Dデータが変える製造業の未来
続く第二部では、弊社代表・藤森が「製造業の未来を変える!XR(VR/AR)を活用した3Dデータの活用法」と題して講演を行いました。
弊社のパーパスである「製造業における3Dデータの活用」を軸に、XRを活用したデザインレビューシステムの具体的な導入事例を紹介。製造業におけるXR活用のメリットは色々ありますが、注目したいのが、狭い・圧迫感があるなど、感覚的な評価です。図面など2次元では得られない情報を、実際の事例を交えながらお話しさせていただきました。
実機デモで広がるXRの可能性
講演会後の交流会では、来る3月末販売開始予定の新製品「pronoDR+MR」のデモを実施。参加者の皆様には実際にXR技術を体験していただき、「自社の設計データを表示してみたい」といった具体的な関心の声を多数いただきました。
3Dデータ活用がもたらす製造業の変革
2019年の三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱の調査によると、「設計プロセスを3Dデータのみで行っている企業はわずか17%」にとどまります。実際の現場では2D図面が主流であり、3Dデータの活用はまだ限定的です。講演会等を通じて、XR技術が製造業の設計・生産プロセスにもたらす可能性を伝え続けていこうと心を新たにしているところです。
弊社は今後も、XR(VR/AR)を活用したものづくりの革新を推進し、製造業の未来を支えてまいります。講演のご相談なども気軽にお問合せください!
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