新製品 (2025.5月14日販売開始)
製造業向けMR図面ビューア
pronoDR+Draw
図面を空間に配置して確認!現場での判断・準備を支援する 2 次元図面の MR 表示を実現
pronoコンバーターを活用することで、誰でも簡単に、スピーディに 3D CADモデルを変換し、スムーズに取り込み可能!
『pronoDR+Draw』は、2 次元図面を現実空間に“実寸大”で表示し、自由に配置することが可能です。紙では印刷できない大きな製品の図面も、現場の空間に表示可能。設計と現場のスケール感を一致させたうえで、従来は不可能だった視点での確認や検証が行えます。

『pronoDR+Draw』は、これまで 3D モデルを中心に展開してきた pronoDR+シリーズの中で、2 次元図面の現場活用に特化した新しいアプローチを担う製品です。
図面を現実空間に表示するという体験を通じて、これまでモニターや紙では得られなかった空間的な把握や実寸での検証を可能にします。
これにより、設計・製造現場における図面の使い方をアップデートし、より多くの工程・役割での活用が期待されています。
今後は、これまでの「pronoDR」が展開してきた 3D レビュー領域に加え、2D 図面の活用という新たなニーズにも応えることで、製造業全体の現場 DX を支援するシリーズへと進化を続けていきます。

開発の背景
図面をどう活かすか”を再定義する──2 次元だからこその価値を MR で
製造業の現場では、3D CAD による設計が進む一方で、最終的な確認や検討の場面では今も 2 次元図面が多く使われています。
特に、大型設備などの配置検討では、「図面を実寸で見たい」「空間と重ねて確認したい」といったニーズが根強く存在しています。
『pronoDR+Draw』は、こうした声に応える形で、図面をそのまま現実空間に“置いて確認する”という新しい視点を提供する MR アプリケーションです。
紙では不可能だったサイズの図面を、実寸で空間に表示し、機器や構造物と重ね合わせる
ことで、配置検討や位置合わせといった作業をより直感的に行うことができます。
また、図面を固定表示した状態で、実際の作業現場に合わせて実物を配置していくことで、設置前の準備や現場での段取り確認などにも活用可能です。『pronoDR+Draw』は、これまで見落とされがちだった“2D 図面の現場での使い方”に焦点を当てることで、製造業の業務プロセスに新たな選択肢をもたらします。

想定される活用シーン
現場空間と図面を重ねたレイアウト確認の実現
実寸大の図面を床面などに MR 表示し、設備や機器の配置をその場でシミュレーションが可能です。紙では困難だった大判図面での空間検証が、手軽に行えるようになります。
図面をガイドとした設置作業の下準備
表示された図面に合わせて実物を配置することで、事前の仮合わせや段取り確認が可能です。メジャーでの測定や紙図面の貼り出しが不要になり、作業負担を軽減します。

特長

大型設備の配置検討や床面への図面展開も、紙では実現できなかったスケールで再現できます。

複数の図面を連続して配置したり、繰り返し位置調整を行うことも可能です。

図面の印刷なしで、何枚でも切り替えて確認でき、設計・製造の現場での柔軟な活用が可能です。

背景は「表示/半透明/非表示」の 3 モードを切り替えて、使用シーンに応じた見や
すさを実現します。
pronoDR+Draw 推奨スペック
・Meta Quest 3 (単独で活用可能)
・CAD対応フォーマット:DXF(.dxf , .DXF)